28 Feb 2018

山為食堂

 東京オリンピックを迎える2020年を目標に、新駅舎をオープンさせる改修工事中の和歌山市駅からこんにちは。二階堂達也です。


 駅から徒歩で7分ほど。今回は和歌山ラーメンで有名な山為食堂というお店に行ってみました。


 インターネッツで検索すると、和歌山ラーメンは「井出系」と「車庫前系」に大きく分類されるらしいのですが、ここ山為食堂はそのどちらにも属さず独自の味を追求しているとのこと。最も有名な「井出商店」がタイミング悪く定休日のため、比較しようがない上に肝心のラーメンの知識もゼロですが期待だけはいっちょ前に高まります。


 元々はうどん屋だったらしく、渋い店内にはうどんメニューも並んでおります。


 食べたのは中華そば+ライス。950円。


 提供時、割り箸が置かれているのはデフォ。スープの上にはチャーシューと焼いた蒲鉾が交互に乗る、丁寧な盛り付けになっております。


 麺は太めでもっちり食感。ドロリとした濃度のスープはつけ麺のつけ汁かと思うほどです。粘度の割にしょっぱさはありません。和歌山ラーメンといえば濃厚豚骨らしいんですけど、これは魚介の風味もふんわり漂っておりました。


箸で掴めないほどトロトロのチャーシューを、無理やりライスの上に乗せてかき込む瞬間がたまらなく幸せ。


 どんぶりの底に残るサラサラとした粉っぽいもの。不思議と嫌味はありません。これが骨髄……?うまさの秘訣でしょうか。


きれいに完食です。


住所 和歌山県和歌山市福町12
営業時間 11:00-17:00
定休日 日曜
Webサイト

26 Feb 2018

PIZZERIA 99

真のナポリピッツァ協会認定店を制覇する

大阪府和泉市にある「ピッツェリア・ノヴァンタノーヴェ」に行った。


 ここは世界で602番目の真のナポリピッツァ協会認定店。


平日にも関わらず、開店と同時にほぼ満席となる人気ぶり。

このお店はこれまで幾度となく訪問を試みるも、その日に限って臨休だったり移転が決まって休業だったりと、まるで神のおぼし召しとでも言わんばかりに絶妙なタイミングで行く手を阻まれる、言わば鬼門であった。元々は堺東の駅近くに店を構えていたが、今や和泉中央駅から2キロほど離れた住宅地に移ったことで遠方からの難易度が上がっている。


 まずはランチのサラダ。パルマ産の生ハムとグリーンサラダ。


 可愛らしい魚のお皿は、つくば「アミーチ」と同じ皿だ。「PIZZERIA」の外看板といいこのお皿といい、アミーチリスペクトなのがびんびんに伝わってくる。


シリーズ「真のナポリピッツァ協会認定店を制覇する」。68枚目は大阪府和泉市「ノヴァンタノーヴェ」のマルゲリータ。1600円(外税)。


サイズは28cm(日本サイズ)と33cm(ナポリサイズ)、どちらも同じ料金で提供。画像はナポリサイズ。赤穂「さくらぐみ」や前述の「アミーチ」を彷彿とさせる、立派なコルニチョーネも相まってかなりの迫力。ピッツァマニアの人はこんな呼び方してないんだけど、僕はこういう力強さ感じる美しいピッツァを「絵画系」と勝手に呼んでいる。


水分量はやや多め。チーズから染み出た水分が乳化しており、その部分はやや白味掛かったピンク色を成す   かどうかはよく分からないんですけど、ミルキィなコクと豊かなうま味。油断していると滴り落ちるチーズを、比喩でなく本当にジョルジョルと啜るように喰らった。


うっめー!完食。


最後は定番のエスプレッソをぐびり。駅に戻った僕は、特急に飛び乗り一路和歌山へ。


住所 大阪府和泉市のぞみ野3-1237-76
営業時間 11:00-14:00LO 17:30-20:00LO
定休日 月曜
Webサイト https://www.facebook.com/pizzeria99/

23 Feb 2018

拉麺人生

人生拉麺1000杯完飲するまで終わりま1000

水海道の人生に行った。


食べたのは人生ラーメン+ゆで玉子。500円。


この澄んだラーメンにゆで玉子。ごくありふれた普通のタマゴと思われる。黄身の中央にほんのり半熟部分を残す。提供時は冷たいが、スープの余熱が伝わった頃合いを見て箸をつける。狙うは人肌感。何にせよストレートな白身の風味が、このスープに全然合わない気がしないでもない。


完飲。


住所 茨城県常総市豊岡町乙1485
営業時間 11:30~13:45LO 18:00~21:00頃
定休日 月曜 第2第4火曜
Webサイト

22 Feb 2018

イタリア食堂 Mamma

真のナポリピッツァ協会認定店を制覇する

 岡山県岡山市にある、イタリア食堂マンマに行った。


ここは世界で661番目となる真のナポリピッツァ協会認定店。

例えば人口700万の埼玉県が2軒なのに対し、200万人の岡山県は2つのアペティート(#237、#411)に勝央町のラジータ(#415)、そしてここマンマと、じつに4軒もの真のナポリピッツァを擁する言わばグルメ県。最近では富士丸の元店長さんがオープンさせた「ラーメンきずな」もあり、舌の肥えた二郎系マニアが熱い視線を送っているのは皆さんもよくご存知の通り。かつては「大都会」などと揶揄された岡山にも隙がなくなってきたようである。


    かどうかはよく分からないんですけど、食べたのはマルゲリータ+アペロールグレープフルーツ。1750円(税別)。


 鮮やかなオレンジ色が映えるアペロールは、イタリア産のハーブ系リキュール。見た目通り甘口でほとんどジュース感覚。指先で小突くとコロリと揺れる、まあるい底のオリジナルグラスが可愛らしい。


モコとしたコルニチョーネ。この一枚はトッピングといいサイズ感といい、以前訪れた大阪のイルソーレTEN-3に似た雰囲気があった。


特別これと言った個性はないが、歯切れのよい生地、確かなおいしさ。職人さんの優しそうな人柄がピッツァにも表れている。


完食。巨大ハンバーグで有名なツモロを食べ損ねたし、日生のかきおこも食べたいし、冬の岡山また来たいと思った。


住所 岡山県岡山市北区田中121-105
営業時間 11:00-15:30LO 17:00-22:00LO
定休日 なし
Webサイト http://maria-mamma.lolipop.jp/

21 Feb 2018

かばくろ イオンモール岡山店

 舞台は佐賀から岡山へ。イオンモール岡山のフードコート内にある「かばくろ」に行った。


 かばくろといえば岡山県のご当地グルメ的な扱いで、豚の蒲焼き発祥としてその名が知られている。たしか昔はフランチャイズを含めて5店舗ほどお店があったはずなんだけど、今では総本店とイオンモールの2店だけになっているようだった(北長瀬店はうどんに業態変更)。


 食べたのはぶたかば重2枚のせ+ばか盛り。1200円(税込)。


 無難な店の無難なメニューが売りともいえるフードコートで、ひときわ異質なこの盛り付け。うなぎ用の重箱から大きくそそり立つビジュアルに胸の高鳴りが抑えきれない。


主役であるはずの肉はペラく、食感、風味ともにガッカリ感は否めないところ。だがタレの味は蒲焼きそのもので香ばしく、パサついた業務用米だろうとぐんぐん食がすすむ。


断面を見るとタレが2層になっており、重箱を2つ合わせて蓋をするように盛られたのが分かる。リアルに米は1キロほどありそうだ。かなりのボリューム。


フードコートでこの盛りは評価できる。嫌いじゃない、決して嫌いじゃないぞ。完食。


住所 岡山県岡山市北区下石井1-2-1
営業時間 10:00-20:30LO
定休日 なし
Webサイト http://www.kabakuro.com/

19 Feb 2018

PIZZERIA DA GINO

真のナポリピッツァ協会認定店を制覇する

 佐賀県初となる真のナポリピッツァ協会認定店、ピッツェリア・ダ・ジーノに行った。


昨年末、ナポリピッツァがユネスコ無形文化遺産に登録され、本国イタリアのみならず日本のピッツァ業界が大いに沸いたのは皆さんもご存知のとおり。その確かな技術を味わえる目印の一つに、プルチネッラと呼ばれる看板があります。これを店前に掲げているお店は、日本に居ながらにして本場の味が楽しめる信頼の証。右下の数字は世界共通の通し番号となっており、665番目に認定を受けたということが分かります。


  この日は関東地方が壊滅的に大雪の日でございまして、空港ではほぼ全てのフライトが遅延や欠航を余儀なくされるという厄難に。乗るはずだった便も欠航となり、振替便の熾烈な争奪戦に敗れた僕は、なんとか別の航空会社でチケットを買い直し佐賀へと向かったのです。到着時間を大幅に遅れたにも関わらず、ダ・ジーノの人たちは山盛りサラダで暖かく迎えてくれました。


「もう中休みでお客さんも居ないから、どんどん撮っちゃって下さい」とオーナーさんのご厚意で、ピッツァの調理工程を撮影させてもらえました。まずは生地玉というボール型の丸い生地を素手で延ばしていくのですが、とにかく早くてリズミカル。これはわずかな熱で発酵が進んでしまうため、大理石の上で素早く行われるのです。


これはパーラという木べらの上に移動させながら成形しているところ。この生地の伸張性、そこらのピザには絶対に出せない"しなやかさ"がありますよね。


びろ~ん。


指先だけを巧みに使い、生地はあっという間に薄く、かつ円形に近づいていきます。下ネタ好きのブロガーなんかはここで「やだ、テクニシャン!」とか書くのでしょうが、当ブログは高尚な、将来的には教科書に取り上げられるような真面目ブログを目指しておりますのでご理解いただければと思います。


ステファノ・フェラーラ・フォルニ社製の薪窯でわずか60~90秒。この調理時間でなければ本当においしいピッツァは焼き上がらないとされており、窯内の炉床温度は500℃近くにも達すると言われています。


いつ見ても思うのですが、火力の調整が薪という超アナログなこの窯で、焼きすぎても焼かなすぎてもダメ、余分な水分を飛ばしつつ表面パリッと軽い焼き具合にしなくてはならないという、ドMとまでいえる難易度の高い職人技を平然と行うピッツァ職人を、僕は心から感心するのです。


シリーズ「真のナポリピッツァ協会認定店を制覇する」。66枚目は佐賀県佐賀市「ダ・ジーノ」のマルゲリータ。1200円(税別)。


中の気泡が均一に膨らんだコルニチョーネ。程よく焼けたパンの香ばしさがあります。


果肉感を残したトマトソースに溶けたモッツァレラ、バジリコの風味も素晴らしい。手が汚れるのも気にせずジョルジョルと喰らいましょう。すげーうまい。


都内であれば安く見積もっても2000円はしそうな、大量のチーズが乗ったクアトロフォルマッジも同価格の1200円。オーナーさん曰く、佐賀にはまだナポリピッツァ文化が根付いていないため価格差を無くしているとのこと。うーむ、ずるいぞ佐賀県民。今のうちに絶対食べ行ったほうがいいよこれ。


2枚も入れたら腹パンで、最後はエスプレッソのドッピオ(ダブル)をグビリと飲み干しての完食。いやぁダ・ジーノ、いいお店です。「また会いましょう!」とスタッフの皆さんと熱い握手を交わしての退店でした。


住所 佐賀県佐賀市神野東3-7-13
営業時間 11:00-14:30LO 18:00-21:30LO
定休日 月曜の夜
Webサイト http://pizzeria-da-gino.com/

Blog Archive